EVO3 GENESIS

EVO3 GENESIS

Completely New Generator

2018年2月1日発売

EVO3 GENESISは過去に例のない、新しい方式を採用した正弦波ジェネレーターです。現存する電源アイテムは、大きく分けて3種類に分類されます。IsoTek SIGMASに代表されるパッシブフィルター型と、リジェネレーターと呼ばれる波形を整えるアクティブ型、そしてクリーン電源と呼ばれる事の多い波形を作り出すアクティブ型の３タイプです。フィルター型は電源のノイズ成分を除去する能力に秀でていますが、波形を整える事はできません。リジェネレーター型は波形を整える事はできますが、完璧なノイズ除去能力は持っていません。そしてクリーン電源は入力されたAC電源を一度DC変換し、インバーターを使用して波形を作り出します。一見美しく見えるこの波形は、細かく見ると実は曲線ではなくデジタル信号のような階段状の形をしています。３タイプともに一長一短があると言っていいでしょう。

GENESISは、全く新しい発想を用いた第４の電源です。従来とは異なりIsoTek独自の交流生成回路を用いる事で、AC-DC変換を行わず、インバーターを用いる事なく、完全に新しい正弦波(AC)をジェネレーター・セル内部で作り出す事を可能としたのです。出力される電源のTHDは0.05% ～ 0.17%という驚異的な数字です。ACのまま生成されるため、フィルター型のようにノイズを除去する必要はありません。もちろん波形を整える必要もありません。そして何より、インバーターを使用していないため、真に美しい滑らかな正弦波を生成できます。しかし、GENESISの生成方式には大きな犠牲が伴います。それはインバーターを使う製品に比べて、効率が悪く巨大なアンプを搭載する必要があるため、高価になり筐体も大きく重量もかさむことです。GENESISの筐体を見れば、このジェネレーターがただ者ではないことはすぐに伝わる事でしょう。

GENESISの出力は最大600Wとなっており、プレーヤーやプリアンプといった前段オーディオ機器専用に設計されています。生成される正弦波は、まさに発電所で発電された時のACそのものであり、世界最高の電源環境であることは間違いありません。しかし、残念ながら600Wではパワーアンプやプリメインアンプに使用する事ができません。このことで不便と思われる方も多いかもしれません。しかしハイエンド・オーディオユーザーの多くは、サウンドを追求するためにプリメインアンプから筐体を分けたセパレート・アンプに変更します。プレイヤーもトランスポート部とDAC部に分かれたハイエンド機器が多数存在し、素晴らしい評価を得ています。電源も同じです。あえて前段専用で設計したからこそ、ノイズと切り離された、真に滑らかな波形を創り出す事に成功したのです。この事による恩恵はサウンドを聴いていただければ、誰もが納得するに違いありません。パワーアンプやプリメインアンプには、専用に設計されているEVO3 TITANやEVO3 SUPER TITANがお使いいただけます。もちろんEVO3 GENESISと最高のコンビを発揮するのがSUPER TITANであることは言うまでもありません。

EVO3 GENESISは、真の正弦波(サインウェーブ)を創り出せる唯一無二の存在。サウンドへのこだわりが強い方なら、GENESISが最良の選択である事に気づいていただけるはずです。

いくら素晴らしい正弦波を生成することが可能となっても、オーディオ機器を接続して実際に使用すると、その波形は様々な影響を受けて乱れてしまいます。しかしGENESISは巧みな帰還回路(フィードバック)を用いて波形を常に監視。オーディオ機器による乱れをチェックしてリアルタイムに波形補正を行います。これは過去にないIsoTek独自の画期的な技術であり、GENESISに接続された前段機器が能力を最大限に発揮できる大きな要因になっています。

■FREQUENCY LINK SYSTEM

 

GENESISの素晴らしいポイントは、入力される電力の品質がどんなものであろうと、美しく安定した100V 50/60Hzを作り出せるという事です。入力が50Hzであれば50Hz、60Hzであれば60Hzを出力する設計となっていますが、50Hzの環境で60Hzを作り出した方がメリットがあると思う方もいるかもしれません。しかし使用環境で50Hz/60Hzが混在する事で起こるディファレンス・ビート現象がサウンドを大きく劣化させてしまう事はあまり知られていません。入力される電源と完全に位相をリンクさせた美しい波形を生成する事の方が遙かにサウンドにとってメリットが大きいのです。

■ISIS CABINET

 

デザインと機能を見事に両立したGENESISの精密なキャビネットは、ISIS(インディペンデント・システム・アイソレーション・サポート)という特殊な構造を採用しています。メインユニットを囲む上下に配置されたパネルは超高密度圧縮素材で生成された2枚のボードを、特殊な共振減衰材を挟んだ状態でセットされています。そのパネルを4本の高剛性アルミニウムの柱に取り付けることで、外部からの振動をも完全に分離する美しいGENESISが完成します。

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■EVO3 GENESIS フィルターイメージ

①　高性能フィルターネットワーク通過（ディファレンシャル・モード・ノイズとコモン・モード・ノイズを除去）後、
　　正弦波を作り出すアンプに供給する電源を生成。この電源は電源トランスを使用していないため、低品質の電力が
　　配電されることで生じるトランスの唸りといったトラブルは起こりません。

②　高品質同期正弦波ジェネレーターでは、配電された電力とまったく同じ位相、同じ周波数を持つ電力が作られ、
　　アンプへと送られます。同位相・同周波数にするということは、コンセントに接続された機器と、GENESISに
　　接続された機器との間での不要な位相変化が起こらない事を意味します。

③　電流のポジティブフィードバック（正帰還回路）を取り入れることにより、低歪で位相変化のない安定した電圧を
　　送ることができます。

④　600Wのジェネレーターアンプから歪みのない正弦波が送られます。インバーターを用いていないため、
　　DCに変換することなく、ACをそのまま生成することが可能となっています。

⑤　高品質絶縁出力トランスにより、100V が出力されます。GENESISは100V専用となっており、
　　50 / 60Hzは入力された状態と同じ周波数で出力されます。

⑥　LEDディスプレイにTHD、電圧、電力消費量の計測値を表示します。数値計測は常時行われていますが、
　　このディスプレイ回路が出力電力に影響を及ぼすことはありません。

⑦　入力保護、過電圧保護、過剰加熱保護に加え、温度上昇時のみ駆動する回転数可変式超静音ファンを搭載しており、
　　高性能な保護システムによって音質面だけでなく安全面も万全です。

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■EVO3 OPTIMUM (US 3Pin-IEC 3P/20A)付属ケーブル

EVO3 OPTIMUMは正方形で形成され断面積（占積率）が高く、単結晶状高純度素材であるOCCを使用した極めて高い伝導率を持つSilver-Plated OCC Copperを導体に採用。高い耐久性・絶縁性を実現するFEP、コットン緩衝材、マイラーラップ、OFCシールドとPVCジャケットのコンビネーション。細部にまでクリーン・パワーテクノロジーが導入されたIsoTekが誇るハイグレード・パワーケーブルです。高純度24金ゴールドメッキを施したOFCコネクターが採用されています。

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■ケーブルアップグレード

ご発注時に限り、付属の入力用電源ケーブルに代えて、上位グレードの電源ケーブルにアップグレードが可能です。
詳しくはオプションケーブル専用ページをご参照ください。

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IsoTek製品使用上の注意

■海外（AC 100V以外）では使用できません。

■製品が使用できる環境は、日本国内の商用電源（AC 100V, 50/60Hz）に限ります。移動用や携帯用発電機、空港機、船舶などの電源は使用できません。

■製品は、オーディオ機器や映像機器の音質・画質向上のため電源の質を改善する装置です。オーディオ機器・映像機器以外の工業用装置や医療機器、一般家庭用製品などの電源として使用しないでください。また、入力電圧がAC 100V, 50/60Hz以外のオーディオ機器には使用しないでください。

■製品の保護回路は、全ての落雷や過電流の保護を保証するものではありません。

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■Specifications

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